北アルプス表銀座縦走~燕岳・大天正岳・槍ヶ岳~【3日目】


2日間歩き続けてやっと辿り着いた槍ヶ岳。

2日間で全容は一度も見えず、昨日山頂で「何とか晴れて!」とお賽銭までして願った3日目。

神様が願いを叶えてくれたかのような快晴で、ようやくその全容を見せてくれた槍ヶ岳。

旅の締めくくりに相応しい感動的な3日目となりました。

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3日目コースタイム

5時間55分
槍ヶ岳山荘07:27
08:08播隆窟08:08
08:14坊主岩屋下08:15
08:52槍沢・天狗原分岐08:53
09:16槍沢大曲り09:17
09:41赤沢岩小屋(ババ平)09:41
09:55槍沢ロッヂ09:55
10:14二ノ俣10:15
10:20一ノ俣10:22
10:28槍見河原10:28
10:57横尾 (横尾山荘)11:04
11:40新村橋(パノラマ分岐)11:42
12:03徳澤園12:04
12:41徳本口(徳本峠分岐)12:41
12:52明神館12:52
13:22小梨平13:23
13:31河童橋G

再び槍ヶ岳アタック

晴れていれば山頂で朝日を見たかったので、一応4時過ぎには起きていたのですが、窓の外を見るとこの日もあいにくのガス。

予報的には朝晴れることになっていたので、とりあえず朝食を食べてガスが晴れるのを待ちます。

6時頃外で騒がしいのが聞こえて、外に出てみると…。
待ちに待った槍ヶ岳の全容が!

槍ヶ岳下のカールも見えてきました。

槍ヶ岳を見ると既に渋滞し始めています。

人が多い時には2,3時間も登るまでに待つこともあるそうで、どこかの遊園地のアトラクション並ですね。

急いで準備を整えて再び槍ヶ岳を目指します。

改めて見ても凄い迫力。

よく初めての人はこんな所を登ろうと思ったな…。

渋滞でほとんど進まず、昨日は15分くらいで頂上まで行けたのが、30分以上かけてやっと山頂直下最後のハシゴに到着。

そして…。

快晴の槍ヶ岳登頂!

360°の大パノラマ。今年見た中で一番の感動の景色です。


奥には穂高連峰。カッコよすぎる。

今は無理ですが、いつか大キレット通って、この穂高連峰も縦走したいです。

あれが小槍かな?

山頂は狭く渋滞してしまうので、景色を目に焼き付けて、下山します。


高度感が凄い。

渋滞を避けるため、槍ヶ岳直下の岩場は上りと下りで道が分かれているのが嬉しい。
慎重に行けば問題ないですが、どこで足を滑らしても軽症では済まされないので、最後まで気を抜かず慎重に行きます。


無事降りてきました。

後は下山だけですが、この下山が3日間の中で一番長く、20km以上あります。

天候と渋滞で既に予定より一時間以上遅れているので、先を急ぎます。


夏の間もずっと残るであろう雪渓。

アイゼンを持ってきていましたが、使いませんでした。


後ろを振り返れば槍ヶ岳。

早く下山しないといけないと思いながら、ついつい足を止めて見入ってしまいます。


ここら辺が槍ヶ岳が見える最後のポイント。

これ以降は山に隠れて見えなくなりました。


槍ヶ岳が見えなくなっても景色は凄い。


水汲み場。


長い雪渓。

これだけ長いと滑って降りたい。


こんな所から槍ヶ岳が見えました。

黙々と下ってたら、いつの間にかこんなに遠くに。


前の人が持ってる青い棒はクリケットしてきたのかな?笑

本当は何するものなんだろって友人とずっと話してました。


3時間かけてやっと横尾に到着。


横尾大橋。この橋を通れば涸沢カールに。

今年の秋にまた来ます。


横尾からはほぼ平坦な道のり。


横尾からさらに3時間かけて目的地の上高地に到着。

ここに来るのは4年ぶりぐらいですが、いつ見ても素晴らしい景色。


反対側には焼岳。

この後は3日ぶりの風呂に入って帰宅しました。

まとめ

憧れの表銀座縦走。

1日目・2日目はほとんどガスの中を彷徨っていましたが、その分最終日の快晴は本当に感動的でした。

心配だった40km以上の道のりも、ゆっくり自分のペースを守って歩けば、体力的にも比較的余裕を持って景色を楽しみながら歩くことできたと思います。

今回は表銀座縦走路でほとんどガスの中だったのだけが心残りなので、またいつかと晴れている時に行きたいです。

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