憧れの北アルプス表銀座縦走。
有名な深田久弥著の日本百名山にも『富士山と槍ヶ岳は日本を代表する二つのタイプである。一生に一度は富士山を登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わないものはいないだろう。』と記されている。
この文章を知ったのは下山後でしたが、まさにその通りになりました。
社会人になって本格的に登山にハマり、その後一番登りたいと思っていたのが槍ヶ岳で、今年は槍ヶ岳のために色々な山でトレーニングを積んできました。
そんなずっと楽しみにしていた今回の槍ヶ岳を目指した表銀座縦走。
間違いなく過去最高の山旅となりました。
コースタイム
１日目
6時間1分
S中房温泉05:56
06:01中房温泉登山口06:02
06:38第１ベンチ06:41
06:57第２ベンチ07:31
07:32第３ベンチ07:38
08:03富士見ベンチ08:07
08:30合戦小屋08:54
09:07合戦山(合戦沢ノ頭)09:10
09:46燕山荘10:09
10:17いるか岩10:17
10:30めがね岩10:30
10:34燕岳10:44
10:49めがね岩10:49
11:01いるか岩11:01
11:06燕山荘11:58
12:29蛙岩12:30
12:46大下りの頭12:48
14:08小林喜作レリーフ14:15
14:21槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐14:23
14:49大天荘泊
2日目
8時間52分
泊大天荘05:44
05:54大天井岳05:55
06:10大天荘06:10
06:45大天井ヒュッテ06:47
07:07貧乏沢下降点07:08
08:08赤岩岳08:10
08:39ヒュッテ西岳08:56
09:45水俣乗越09:46
11:36ヒュッテ大槍12:11
12:50槍ヶ岳山荘12:54
15:18槍ヶ岳15:36
15:53槍ヶ岳山荘泊
3日目
5時間55分
泊槍ヶ岳山荘07:27
08:08播隆窟08:08
08:14坊主岩屋下08:15
08:52槍沢・天狗原分岐08:53
09:16槍沢大曲り09:17
09:41赤沢岩小屋（ババ平）09:41
09:55槍沢ロッヂ09:55
10:14二ノ俣10:15
10:20一ノ俣10:22
10:28槍見河原10:28
10:57横尾 (横尾山荘)11:04
11:40新村橋(パノラマ分岐)11:42
12:03徳澤園12:04
12:41徳本口(徳本峠分岐)12:41
12:52明神館12:52
13:22小梨平13:23
13:31河童橋G
中房温泉～燕岳
まずは、中房温泉から燕岳までを目指します。
登り始めからひたすら樹林帯の急登を３時間ほど登ります。
この燕岳までの登山道は北アルプス三大急登と呼ばれているため、覚悟してかかったのですが、色々なブログでも書かれているように、道は整備され、休憩所も30分おきに設けられているので、それ程疲れもなく合戦小屋まで着くことができました。
個人的にはこの少し前に登った大倉尾根の方が全然辛かったです。（その日が30度を超える猛暑日だったため、一概に比較はできませんが。）
合戦小屋では楽しみにしていた名物のスイカを食べます。
水分たっぷりのスイカは登山には最高でした( ´ ▽ ` )ﾉ
ここまで来れば燕岳まで後少しです。
合戦小屋を過ぎたあたりから徐々に景色が開けてきました。
燕岳までの唯一の柵場。持たない方が安全でした（笑）
登り始めから4時間弱。燕山荘に到着。
完全にガスってたので燕岳は見えないと思っていましたが、姿を見せてくれた北アルプスの女王に思いっきり感動！
高山植物の女王コマクサと雷鳥もお出迎えしてくれました( ´ ▽ ` )ﾉ
荷物を燕山荘にデポって燕岳山頂を目指します。
近そうに見えますが地味に1kmあるらしい。
有名なイルカ岩とメガネ岩
30分弱で燕岳山頂に到着。
もう既にガスで何も見えなくなっていました。
燕山荘に戻り昼食。
山小屋でケーキセットが食べられるなんて、山小屋とは思えない程の豪華さ( ﾟдﾟ)
さすが日本でトップの人気を誇る山小屋です。
居心地が良すぎて１時間近くも休んでしまった…。
まだ先があるので出発します。
燕山荘～大天荘
晴れていればここから槍ヶ岳も見えるはずですが、今日は見えず。
憧れの表銀座を歩きます。
比較的緩やかな道のりで景色が良かったら気持ち良いんだろうなーと想像しながら、黙々と進みます。
表銀座縦走路を３年かけてつくった猟師の小林喜作氏。
この方のお陰で槍ヶ岳までの道のりが半分に短縮されたそうです。（テレビでやってました）
大天荘と大天正ヒュッテの分岐。
槍ヶ岳を目指すのであればルート的には大天正ヒュッテの方が近道ですが、大天正岳の頂上も踏んでおきたかったので、今回は大天荘を選びました。
この最後の登りが地味に辛かった。
本日の宿泊地、大天荘に到着。
夕食は魚料理と肉料理が選べて、肉料理を選びました。
～2日目に続く～
